手紡ぎ糸がどんどんたまっていくので、
編むだけじゃなくてどんどん織ってみようと思い、
オークションサイトで競り落とした
中古のアッシュフォードのリジッド・ヘドルでショールを織り、
疑問に思うことをネットで調べているうちに
手紡ぎ糸を織る難しさにぶちあたってしまいました。
というか、織る為に紡ぐということが難しいことに気がつきました。
(今回は長さはばっちり!ぐるぐる巻いても余裕があるあったかショール/ブランケットができました。糸は梳毛糸の平織りです。)
糸のこと。
私が普段紡いでいるのはショートドローで梳毛糸。
これをSpinners&Weavers Guildで(今はCreative Fibreという名前に変更)
3年半前に習いました。
それから紡ぎ友達が増え毎週一緒に紡いでますが、
全員ハンドコーム(櫛で梳かす)ショートドロー梳毛糸でやってます。
そして糸になったあと洗うという順序。
みなさん、編む為に紡いでます。
このグループの人はみなファーム、もしくはライフスタイルブロックと言って、
ファームほど大きくはないけど、数エーカーの土地を持っている人達の集まりで
自分の羊を持ってます。
そしてみな毛をとる為に大事に育てているの、できたないフリースの羊がいない。
そうすると洗わないでそのまま紡ぐことができるというわけで
そういう順序が一番自然で実用的なんだと思います。
そしてCreative FibreのSpinnersの紡ぎのミーティング(月2回集まります)。
ここでも全員がショートドローで梳毛糸です。
長老みたいなおばあさんにどうしてなのか聞いたら、
「はっきりはわからないけど、たぶん南島にはロムニーなどの長めのステイプルの羊が多い。梳毛糸の方がそのステイプルの長さを利用して紡げるからじゃない?」とのこと。
なるほど....
みんな梳毛と紡毛の違いなんかは本などで読んで
知っているんですがだれもやらないんです。
そうやって教わってし、とも言ってました。
ここではそれがトラディションになっちゃったんですね。
(縮絨前)
でも日本のホームスパンの作家さん達
(今回調べてみるまで、こんなにホームスパンがされているとはまったく知りませんでした。お教室も多い。またホームスパンの歴史の長さに驚きました。ここダニーデンの町の歴史より長いなんて!そして作られている布の美しさといったら、もう圧倒されちゃって!)
のブログやホームページなどをたどってみると、
毛を洗う
ほぐす
ハンドカーダー、もしくはドラムカーダーでローラッグを作る
ロングドローで紡毛糸を紡ぐ
という順序なんですね。
なんで紡毛糸かと言ったら、
紡毛糸の方が繊維があらゆる方向に向いて紡がれているので、
空気を含んだ柔らかい糸だから。
それを織って縮絨をし布にしたとき、空気を含んだ軽く暖かい布になる、
ということなんですね。
だから作る物によっては
ー例えばバッグの生地とかラグとかー
紡毛でなくてもよいとも言えるんですが、
私は何が織ってみたいかと考えたら、
やわらかい毛布が作りたい、
そしてそうなると南島のトラディションに縛られず、
紡毛糸が紡げるようになることが必須のような気がしてきたんです。
じゃ、その順序でやってみようってことで、ローラッグ作りからやってみました。
YouTubeで見たり、古い本を読んだり。
最終的に一番手助けになってくれたのが、
ホームスパン作家の新藤佳子さんのブログのこのページでした。
すごく為になりました。
「手紡ぎ糸の良さ」私の目標とする糸はまさにこんな感じ。
次のハードルはロングドローで紡ぐこと。
できなくはない,か...と始めは思ったんだけど。
糸の太さのコントロールがなんて難しいの!
ぼそっとネップなんかが入っちゃったらまったくコントロールができません。
太くなった部分を細くしたくて伸ばそうとすると、
細くなった部分の撚りが強くなりすぎてがプチッと切れちゃって。
ほんと、初心者に戻っちゃった...
初めてやることってわくわくするけど、
こうも上手にできないとフラストレーションのたまること!
今週はずっと練習しているけど、
コツをつかんだときのあの、お、できたかも!?っていう感触
まだ全然感じることができなくて。
ちょっと苦しく感じちゃった...
でも思い返してみたら
急ぐ必要ないんだし
ゆっくりゆっくり何年かかってもいいから
自分の好きなことを突き詰めていけたら
いいじゃないか、
そうな気がしてきました。
よし、今日も紡ぐぞ。
(とうちゃん着画)